ハワイ旅行出発の日に台風が!その時、フライトはどうなる?

楽しみにしていたハワイ旅行の当日に台風が接近したら自分のフライトがどうなるのか心配になります。
アロハガイドでは台風7号が関東に接近した2024年8月16日の航空各社のフライト情報を整理しました。

当日の台風7号の動き

2024年8月16日8時には八丈島の東北東約100キロの位置を北上し、上陸する可能性はかなり小さくなったものの関東甲信はすでに多くの所が台風の強風域に入っていました。

2024年 台風7号 進路図
2024年 台風7号(引用:日本気象協会)

台風時のハワイ便の様子(羽田空港・成田空港)

アロハガイドで2018年の台風18号の影響を確認した際には、影響があった成田空港の出発のJAL・ANA・ハワイアン航空・デルタ航空の便の全てが早く出発する・遅く出発するという対応をとっていました。(羽田空港は台風の影響を受けず通常通りのフライト)
しかし、2024年の台風7号ではJALとZIPエアーだけ遅延出発で対応、その他の航空会社は欠航という対応に分かれました。

遅延した便

  • JAL JL74:定刻 羽田21:05出発 → 翌日01:30出発に変更
  • JAL JL72:定刻 羽田21:55出発 → 翌日03:25出発に変更
  • ZIPエアー ZG2:定刻 成田19:00出発 → 翌日18:00出発に変更
  • JAL JL784:定刻 成田20:45出発 → 翌日08:30出発に変更

欠航した便

  • ハワイアン航空 HA864:定刻 羽田20:15出発
  • ハワイアン航空 HA458:定刻 羽田21:20出発
  • デルタ航空 DL180:定刻 羽田21:55出発
  • ANA NH186:定刻 羽田21:55出発
  • ハワイアン航空 HA822:定刻 成田19:55出発
  • ANA NH184:定刻 成田20:10出発
  • ANA NH182:定刻 成田21:30出発

台風が近づくとフライトはどのように変わるか

2024年の台風7号では航空会社によって対応が大きく分かれましたが、過去の対応をみると各社は飛ばせる便は極力飛ばしたうえで飛ばすことが困難な便については翌日に変更するという対応を行なっています。
もし自分のハワイ旅行の出発日に台風が近づいた場合は航空会社の運行状況ページを確認するのはもちろん、翌日に変更になる可能性も考えて寝間着や着替えをスーツケースから取り出しやすくしておくなどすると良さそうです。

国際線は欠航しない?

2018年に台風13号が日本に近づいたタイミングで以下のような記事がウエザーニュースから出ました。

【台風と空港】運航か欠航か、判断のポイントは風?

記事によると欠航するか否かを決める3つのポイントがあるそうです。

  • 空港周辺の空域に発生している台風を取り巻いているラセン状の積乱雲列に伴う悪天(乱気流・雷・ダウンバーストなど)域の影響を回避できるか
  • 空港の滑走路面の状態に加えて、強風・突風の影響により、滑走路の中心に沿って滑走路から外れることなく安定した姿勢で走行や離発着が可能か
  • 航空機が駐機中に風に煽られることに耐えられるか、お客様の降機や搭乗ならびに貨物や手荷物の積み下ろしに影響がないか、航空燃料の搭載が可能か

また、国際線には以下のような特徴があるとのことです。

国内線は運航予定当日のみ運航の権利を持っているので、その日のうちに飛行できなければ欠航するしかありません。しかし、国際線は翌日以降も運航の権利があるので、台風が遠ざかるのを待つなど24時間以上の遅延運航が可能です

国際線は絶対に欠航しないということはありませんが、上記のようなルールがあるために欠航の可能性は国内線よりは低いようです。
このため、台風が来てもハワイ旅行を諦めず航空会社のホームページを確認して、早い出発・遅い出発に対応できるよう準備をすることをお勧めします。